- Casa Watanabe
建築リスク

例えばこんなリスクがあります。
<11.25改訂>
この巨大なモノはレストラン・売店用の建物に付属する浄化槽。150人槽だそうです。
設計がかなり遅延していたので、調整の手間をかけられなかった点もありますが。。。
調整しようとしていても無理だった可能性も高いです。
要するに建物の面積によって必要な浄化槽のサイズが決まるのだとか。
多分人が大勢集まるオフィスのようなものが基準になり、ほとんど売り場面積になる商用施設に合う基準はないのでしょう。
それはともかく、これだけのものを設置するには、かなりの範囲を掘削します。垂直に掘れればよいのですが、当地は大きな石も多く、作業中に落ちたりすると重大な労災が発生します。このため施工会社によっては45度の傾斜をつける必要があると主張するわけです。この場合、周囲への影響も大きく、別チームの整地作業に影響が出てしまいます。
====<後日補足>
後の記事のように、これが意外とあっさりと設置できました。かなりの大型重機を使っていましたが、何とかなるものです。
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その他、今年の異常な暑さも問題。作業者の健康管理の問題もありますが、コンクリートの強度にも影響あるそうです。30℃を超えるとコンクリートが脆くなるそうで、基礎工事が遅れる可能性もあります。
====<後日補足>
ある意味結果オーライですが、コンクリートの流し込みが10月を過ぎたこともあり、この影響は回避されました。
次は気温低下、凍結の問題の方を気にすることになりますが、工程を無理に急がなければ大丈夫でしょう。
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などなど。問題は都度発生していますが、意外と何とかなるものですね。
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